【学生取材】有限会社栗原農園 ー全文記事ー

インターン ひきだし 栗原農園

栗原農園が大切にしていることは何だと思いますか?
それは、笑顔!
たくさんの方の笑顔を大切にしているとても素敵な会社です

企業紹介

 栗原農園さんへの訪問は、今まで農業に関わったことがなかったので、ワクワク感や期待感が大でした。
まず、はじめに目に入ったのが広大な敷地にあるお米。このお米は全部で何俵になるんだろうと考えながら、事務所に入りました。栗原社長は、とても優しく笑顔で迎え入れてくれました。お客様の笑顔、スタッフの笑顔、地域の方の笑顔、協力業者の笑顔など「おいしく楽しく野菜で笑顔に」というミッションのもと、みなさんやりがいを持って仕事をしている姿が印象的でした。

 2018年の記録的猛暑の中、社長はなんとサマータイムという素敵なシステムを導入しました。サマータイムとは、特に暑い昼間の作業を避けるために、朝の早い時間に作業をして夕方に開始するというシステム!社員が働きやすい環境を目指していることが分かりました。
 栗原農園の一番の強みは、栽培、販売、物流をすべて自社で行っていること。それがなぜ強みなのでしょうか。すべて自社で行うことで他の業者に頼む無駄なコストを削減でき、自分たちのペースで作業できるので、強みなのです。
 また、社員は、うまく野菜などが育ってお客様が喜んでくれることが一番のやりがいだとおっしゃっていました。こういう思いがあるからこそ、大変な作業があっても一つひとつ丁寧に、楽しくシゴトできることが分かりました。栗原農園は、優しく社員思いでチャレンジ精神のある社長のもと、社員は楽しくやりがいを持ってシゴトしています。

会社見学

 事務所から離れ車から降りると、ハウスは金色の田に囲まれ、こねぎの香りが広がっていました。ハウス内はシャワーキャップ着用で工場見学のようなスタイルに。
 最初はこねぎのハウスを見学。ハウスは暖かくて、夏は暑く、休憩をこまめにはさみながら働いているそうです。冬は外よりも暖かいそうで、ずっとこもりたくなりそうだと思いました。ハウス一面にこねぎが広がっていて、ひまわり畑ならぬ、こねぎ畑という感じ。水耕栽培なので、年に何回も収穫して出荷できるそうです。

 次はサラダ野菜を育てているハウスを見学。
見慣れない種類のサラダ野菜が多く、目移りしてしまいます。サラダ野菜は、水耕栽培で20日ほどで収穫できるため、年間で育てられるサイクルも多いそうです。温度や湿度、二酸化炭素の量をチェックし、サラダ野菜にとってベストな環境を保っていることが印象的でした。こねぎやサラダ野菜を一年中安定してお届けできるのは、こういう仕組みになっているからだと分かりました。
 最後に収穫体験をさせてもらいました。水耕栽培の収穫は初めてで緊張しましたが、社員たちは普段このように収穫しているんだと想像しながら体験することができました。

社長インタビュー

代表者取締役
栗原玄樹さん

――農業を始めたきっかけは何ですか?

「大学生の時にイタリアンレストランでバイトをしていて、バイト先のシェフが実家で育てていた野菜をレストランで使ってくれたんです。その野菜をシェフが美味しく作り、お客様がおいしく食べてくれる光景が、自分の中で衝撃的だった。この出来事がきっかけで農業を始めようと思いました。」

――シゴトをしているうえで大切にしていることは何ですか?
「現場の人と共通認識でやることを大切にしています。社長がああしろ、こうしろと指示しないようにしています。」

――シゴトをしていて楽しいことは、何ですか?
どうやったら自分たちが育てた野菜が、世の中に受け入れてもらえるかを考える          ことが楽しいですね。

――栗原農園さんの強みは何ですか?
「地元密着型が強み。今日採ったものは今日か明日には飲食店の冷蔵庫に入る。特に葉ものは鮮度が大事。スピーディに届けられるように心がけているよ。」

――社員育成は、どのようなことをしていますか?
「リーダー研修、資格取得支援、定期的な役員面談などですね。」

社員インタビュー

永井健司さん

――このシゴトをやりたいと思ったきっかけは何ですか?
「大学卒業後サラリーマンをしていたんですが、自分でやりたいことがなくて…。やりたいことがないか探していた中で、農業ならできそうだと思いました。」

――現在のシゴトに転職する際に不安に思ったことはありますか?
「思いきりがいいので転職前は不安に思わなかったね。それよりも今のシゴトを始めたときの方が不安に感じました。」

――どのようなときにシゴトのやりがいを感じますか?
「やはり、作物がうまくできたときや立派に育ったとき、お客様からお褒めの言葉をいただいたときにやりがいを感じます!」 

――職場の雰囲気や人間関係はどのような感じですか?
「同じ野菜を育てているグループとの交流はあります。職場の人と食事に行くことがあり、落ち着いたところで話せて、聞けないことも聞けるので好きな時間ですね。」

――これから一緒に働くとしたら、どのような学生と働きたいですか?
「元気がいい、意思疎通ができる、まじめに取り組んでくれる学生だね。」

ワークショップ


 栗原農園の魅力を発掘し、どうすれば社長の求人プレゼンがより魅力的になるかを考えました。
まずは栗原農園の魅力の整理から。栗原農園の育てている作物の三本柱は、こねぎ、サラダ野菜、お米。お米はいくつかの賞を受賞し、リピーターの購入者も多いそう。栽培、流通、販売をすべて自社で行う地域密着型の農業です。シェフの口コミで野菜の評判が広がり、営業しなくても取引先が増えていることから、人の繋がりを大事にしているとのこと。社員も友だちに自慢してくれるそうで、作り手と消費者両者が宣伝したくなる野菜だということが分かります。
 農家には珍しく水耕栽培で年間通して収穫できる作物もあるため、シゴトがない時期がありません。田植えイベントや、ご縁祭という酒蔵でライブを観たり食事できたりするイベントを開催しています。育てた作物は地元中心に使われているため、食べに行くことができるそうです。

 また、社長は、社員のことを考えてサマータイムを導入し、働き方の工夫をされていると感じました。
パートタイマーは女性の方が多く、女性でも働きやすい環境です。
 栗原農園は、人のつながりや社員を大事にしていると感じました。作った作物を自慢したいと思うほど、社員も誇りをもって作物を育てていると思いました。
 このような魅力を伝えるために、エピソードを盛り込んだプレゼンが提案されました。社長が私たちの話を熱心にメモに取って下さり、真剣に取り合っていただいているようで嬉しかったです。

学生の感想

岩間由佳
ひきだし インターン 岩間由佳

 栗原農園さんを訪問して、農業のイメージが変わりました。栽培・流通・販売をすべて行っていることで地域との関わりが深くなり、持続可能な農業に繋がっていると思いました。また、サマータイムを導入する等、働く環境が整っていると感じました。

市川由佳
ひきだし インターン 市川由佳

 社長や社員さんがやりがいを持って楽しく農業をしている姿が印象に残りました。積極的に事業拡大をして業績が伸び続けていることや、しっかりとした技術を持った先輩社員の方々から学べる環境が整っていることが魅力的です。私も将来、栗原農園さんのような、笑顔を大切にする社員思いな企業で働きたいです。