取材型インターン”ひきだし”とは何か?

取材型インターン ひきだし

2018年夏、8月から9月にかけての2週間にわたって、取材型インターンシップ”ひきだし”を実施しました。この”ひきだし”とは一体何のか?説明したいと思います。

”ひきだし”の誕生

2014年からの長期インターンの取り組みの中で、数多くの学生と話してきました。その中でよく聞かれる言葉は「できれば働きたくない」「やりたいことがない」といった働くことへの不安でした。短期間でもっと多くの学生に働く意識を変えるインターンはできないだろうか。そう考え始めたのがきっかけです。

自分の就職活動を振り返ると、早くから就職支援会社でインターンし、フリーペーパーの制作に関わりました。企業へ取材に行ったり、学生と座談会を行ったりして、記事を作っていました。
また、インカレの就職支援団体にも所属して、就活生向けに「活躍する社会人を目指す」講座を開いたり、ベンチャー企業の社長と話をするイベントを開いていました。
就職を控えた仲間と一緒に切磋琢磨したり、会社へ取材する中で、自分の軸をハッキリさせていったのです。「こんな活動を茨城でやってみたら、学生は自分のこと、将来のことが見えてくるんじゃないか。」と思いました。

”ひきだし”プログラム

今回のインターンは、今の学生が感じる課題からつくっています。
■学生の課題と与えられる機会
「やりたいことがない」
→色んな会社を見て、「誰を幸せにするため、何の仕事をするか」を知る。
→「やりたいこと」ではなく、「誰と働くか」を知る。

「働きたくない」
「過重労働」や「パワハラ」などの報道からマイナスイメージが先行している。
→実際の職場、働く人から働くイメージをつくる。

7,8名の学生取材チームをつくって、色んな業界の会社に行って、社長から現場の社員まで取材を行います。募集段階では取材する会社がどこか知ることはできません。これは、知名度や業界・業種から選ぶことを避けるためです。そして、中小企業の特徴である「誰と働くか」「どんな仕事をするか」を詳しく知ってもらいます。

募集の結果、県内外から総勢15名の学生が参加し、2チームに分けました。1チーム・1週間×2回の実施です。各回、チームメンバーも訪問する会社も違います。
ひきだし インターン 集合写真

初日は事前研修から

長期インターンと同様ですが、初日は事前研修から。事前に顔合わせの決起会はしていましたが、初めましての学生もいるので、アイスブレイクから。その後、今回のインターンでの目標設定をして、社会人としての心構えや名刺交換などのマナー研修を行います。翌日から実際に企業に取材に行きますので、取材の練習に、取材企業のリサーチも行いました。
ひきだし インターン 事前研修
研修が終わったら、みんなでご飯も食べます。昔ながらのやり方ですが、「同じ釜の飯を食べる」のは仲良くなります。

いざ取材へ

取材は1社に対して1日行います。みんなで企業の情報を共有したり、取材のやり方を考えて臨みます。まずは会社見学や説明をしていただきます。

その後、社長や社員へのインタビューにいきます。初めは緊張したり、メモに集中したりしていました。数をこなすにつれて、自然な会話のようにできるようになっていきました。
ひきだし インターン ユニキャスト
最後はワークショップです。今までのインプットをもとに、会社の課題解決やアイディア出しをしていきます。まとめたものは社長や社員の方々を前に発表します。取材が終わったら、みんなで今日の取材がどうだったかを振り返りして改善していきます。

振り返りの事後研修

最終日は振り返りのための事後研修です。
1週間を通しての学びをまとめて、みんなでシェアします。各々の考えを共有しながら、議論するところが一番の学びです。ちなみに、このような方法は、一般的には「アクティブラーニング」と呼ばれますが、えぽっくでは「吉田松陰スタイル」と呼んでいます。笑
後半は、みんなで分担して記事の作成です。自分が実際に会社を訪問して、見聞きしたことをまとめていきます。最後に、各自が事前研修で設定した目標の達成具合を確認し、今後の目標を宣言して終わります。

冊子をつくる

インターン生が作成した記事の内容は編集して、冊子にしました。目に見える形にして、学生に配布するためです。働くことはみんな不安で悩みます。でも、今回みんなで話して行動して、迷いながら自分らしい形を考えていきました。この冊子は入り口です。一緒に考える仲間に出会い、働くこと、将来のために行動して欲しいと思っています。
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